2017/08

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最近、靴下の飛び出てるところがメッシュになってきたノーブル佐々木です。

忘年会が座敷の時は、注意すべし!


■映画

映画が嫌いなんて人は、あまりいないと思うが、オラホも御多分にもれず大
好物。
初めて観た映画は、たぶん「ゴジラ」(1955)。
しかし、製作&公開年は、オラホの生年より4年ほども早いので、リバイバ
ルだったのだろう。
これを観た時、オラホは小学校入学前後位だったと思う。
ひとりで映画館に入れるはずもなく母親と同伴だった。
しかし、残念ながらこの時、オラホはほとんどゴジラを見ていない。

「はぁ?」

と、モニターの向こうから声が聞こえてくるようだ。

「寝てた?」

あんな映画で眠れるほどオラホは大物ではない。
その逆。
ゴジラの登場シーンで、怖くて見られず、隣に座るおかーちゃんの膝の上に
うつ伏していたからだ。

そしてしきりに

「ね、まだいる? まだいるのぉ?」

とか、聞きながら

「もう出てないわよ。」

と、おかーちゃんが言う迄、顔を上げられなかったと言うわけ。
思えば、はずかしい話だ。
14歳の中2の時、綺麗な看護婦さんに、注射するためパンツ下ろされ、オ
ケツ見られた時くらいはずかしい話だ。



■「僕の彼女はサイボーグ」

今更の話題なのかもしれないけど、主にレンタルで映画観てる身としては、
観た時が旬。
公式サイト→ココ
ストーリーは、タイムトラベル系ラブストーリーで、後半までは未来からや
ってきた「彼女」が、様々な事件・災厄から「僕」を守っていく、ほとん
ど、ターミネーター・シリーズのノリだが、この作品をパクリと言うのは、
失礼にあたる。
せいぜい、オマージュどまりだろう。

「僕の彼女はサイボーグ」予告編



■タイムトラベル物

タイムトラベル物と言えば、古くはHGウェルズ原作の「タイムマシン」
(リメイクもされている)に始まり、TVドラマの「タイムトンネル」、前
述の「ターミネーター」シリーズ、「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」
リーズ、オラホの好きなジョン・カーペンター監督の「フィラデルフィア・
エクスペリメント」「ザ・ワン」「12モンキーズ」「タイム・コップ」
等な
ど、いくつも作られてきた。

これらに共通するキーワードは、時間旅行するための動機と目的
前者の動機は多様だが、目的となると、歴史を改編するか、改編を防ぐか、
のどちらかと相場は決まっている。
だから、この手の映画は、動機と目的を達成する(あるいは失敗する)プロ
セスが見どころになる。
そして、この「僕の彼女はサイボーグ」の後半部分(と言うか終わりまでの
20分が)がこの動機に当てられている。


■そして「僕の彼女はサイボーグ」

観ていない人のために説明すると、実は、最初と最後に登場する「彼女」と
ストーリーの大半を占める「彼女」は、別人。
前者は、生身の人間で後者はサイボーグ(厳密には人造人間だけど)。
映画を見ているうちに最初の「彼女」の存在は記憶からぼやけてしまうの
で、うっかりすると大きな謎が残っていることを忘れてしまうかもしれな
い。
結局、これが効いて、この物語は悲劇とはならずにハッピーエンドとなる。



■綾瀬はるか

綾瀬はるかがむちゃくちゃキャワイイじゃないか。
彼女のための長編PVと言っても過言じゃない。
多少暴力的で、「僕」は「彼女」に振り回されるのだけれど、彼女なら許せる。

そんな「彼女」のキャラクター設定は、どこからきているのだろうか?
公式サイトの監督・郭在容(クァク・ジェヨン)のインタビューによると、
どうやら彼の女性に対する理想像らしい。
彼は「猟奇的な彼女」(オラホは観ていない)の監督でもあるが、そのまん
ま、と言うことのようだ。
もっとも彼は、すべての男性が持つ理想の女性、と捉えてる節があるが、こ
れは意見が分かれるところだと思う。

いずれ、暴力的で自己中的で小悪魔的なヒロインが活躍するこの映画は、綾
瀬はるかというキャラクターがなければ、成立しなかっただろう、と言うこ
とは言えると思う。


■映像

韓国人の監督だからだろうか、絵の作り方が日本映画っぽくない印象を受け
る。
照明の効果かな?
日本映画では、監督のこだわりで自然光を使うことが多い、と聞いたことが
あるが、オラホの勝手な思い込みかもしれない。

特撮としてCGが多用されているが、それなりに金も掛けているようだし、
効果的に使われている印象を受ける。
ただ、CG以外での特撮に、突っ込みどころはある。

例えば、地震のシーン。
東京が壊滅するほどの地震の割に、揺れ方が甘い。
見た感じは、震度5強。(ま、主観だが、今年は2回も震度5を経験した)
その揺れの割りに、耐震偽装問題が裏テーマか?と思わせるほど、簡単にビ
ルが倒壊していく。
日本人スタッフは、違和感を感じなかったのだろうか?
オラホだけ?

そして、地割れの底に見える真っ赤に燃えるマグマ。
あまり細かいことは、言いたくないけど、「ボルケーノ」かよ!
と、突っ込みたくなる。


■小出恵介

小出恵介は、役柄としてのヘタレぶりをうまく演じていると思う。
ウィキで調べてみると(ココ)ドラえもんの「のびた」がモデルだそうだ。

たしかに絵的には、ターミネータ−を模してる部分が見受けられるが、スト
ーリー設定は、ドラえもんにも似ているところもある。
ま、一々挙げていったら、どのタイムトラベル物も設定は似てしまう。
刑事物に必ず、犯人と刑事がいるのと同じだ。

上手く言えないが、小出恵介はとにかく良くやった、ということでした。
(正直、男子はどうでも良い)


■突っ込みどころ

ストーリー展開に2つほど突っ込みたい。

1.出会いが強引すぎ。

「彼女」の万引き、無銭飲食と傍若無人の立ち振る舞い。
普通に考えて、まともな婦女子のすることではない上、楽しげに描いてい
る。
オラホの感覚では、「彼女」の行為に共感するべきところはなにもない。
もっと問題なのは、「僕」は、そんな初対面の「彼女」に何の不信感も抱か
ずに、恋してしまうこと。

「ありえねぇ〜。」

と、思ってしまったのは、オラホだけなのか。
ストーリー全体を見ても、人間の「彼女」がここまでする必然があったとは
思えない。
後に出てくるサイボーグの「彼女」(しつこいようだが、厳密には人造人
間)とのリンクを取るための演出だったかもしれないが、単なるSMプレイ
と受け取られてもしようがないぞ。

2.解説シーンが長すぎる

最後の20分は、ほとんど謎解きと言うか、「彼女」のナレーションによる
「実は、カクカクシカジカでした。」という解説シーン。
ここで、「彼女」の動機と「彼女」が何処から来たのか、が明かされ、物語
はどんでん返しで幕を閉じる。
好みとしては、分かれるところかもしれないが、敢えて突っ込むとすれば、
細切れにして、フラッシュバックさせるような手法で全編に散らした方が、
謎はより深まったのではないだろうか。

これにはネタばれの危険も伴うし、難解な印象を与えるかもしれないので、
諸刃の剣と言ったところかもしれない。
しかし、楽な編集を選択した、という印象は拭う事は出来きず、結果として
どんでん返しの最後の20分が、まるで後日談のように見えてくるのが残念
で仕方がない。


■で、結局

オラホは、この映画好きです。
未来の未来から・・・みたいなアイデアも新しいかもしれない。
でも、最大の見所は、なんと言っても綾瀬はるかの魅力に集約される。
無粋な評価などしたくはないので

「星○つ!!です!!」

などとは言わない。
どんな映画でも、観る価値は必ずある、とオラホは思っているので、

「是非観るべし。」

と言うことで、各々方よろしく♪









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