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(平成20年)2月26日付けの岩手日報、3面に次のような記事が載りました。



「致死率1.44%全国最悪」
07年県内の交通事故負傷者・・・・・・高速での惨事多く県警速度取り締まり強化



致死率1.44%というのは、1000件の事故があれば14人以上の死亡者が出ると言うことで、簡単にいえば「交通事故で死ぬ確率」ということになります。

日報では、それについて、年ごとの致死率の推移グラフを入れて、次のように報じてます。(一部要約)→日報サイト


◇岩手県の死者数そのものは○六、〇七年と二年連続で二けた台にとどまっており、県警はスピード違反を重点的に取り締まることで、輪禍死のさらなる抑止を図る。

◇岩手県の○七年に発生した人身交通事故の死傷者は計六千八百十一人、うち死者は九十八入。致死率は全国平均の0.55%を大きく上回った。
近年、全国的な致死率は緩やかな低下傾向にあるが、県内は○二年以降の統計で見ると、1.11〜1.78%で推移。
全国平均を二〜三倍上回る状況が続いている。

◇岩手県内は、街から街の距離が長く見通しも良いため、スピードが出しやすい交通環境が致死率の高さにつながっている、と分析しています。
また、その裏づけとして51〜80キロで走る車が38%で、全国平均より7ポイント高く、50キロ以下で走る車が49%で、全国より9ポイント低かった。

◇県警交通部の中村照美参事官は、これについて「交通規制見直七による走行速度抑制や、道路管理者と連携したスピードを出しにくい路面造りも検討する。一人でも犠牲者が少なくなるよう活動を推進していきたい」と語った。


でも、単純にそうなんでしょうか?
警視庁の統計を見てみました。→PDF

これによると、まず、全国では昭和28年以来の54年ぶりに交通事故による死者が5千人台となったようで、昭和45年の16765人をピークとし、多少の増減を繰り返しながらも、減ってきている状況があります。
そういう状況の中、前年(H18年)を上回った県のワースト5が以下です。



交通事故による死亡者増加数ワースト5
※増加者数(実数・増加率)

1.青森  24人( 92人・35.3%)
2.岩手  22人( 98人・28.9%)
3.山形  19人( 76人・33.3%)
4.北海道  9人(286人・ 3.2%)
5.岐阜   9人(164人・ 5.8%)



上のランキングで気づくことを以下に挙げてみます。

1.すべての地域が、都道府県別面積ランキングで9位以内に入る。
2.岐阜を除いた4地域の人口密度が、41位〜47位(最下位)に入る。
  ※岐阜、30位
3.すべての地域で、年平均50儖幣紊寮兩があること。
4.岐阜を除く4地域は、年平均気温が11.5℃以下であること。
  ※岐阜15.5℃
5.昨年中におこった重大特異事故(3人以上死亡した事故)14件のうち6件が北海道で起こっていること。
  ※その他4地域ではゼロ。
6.北海道と岐阜以外は、死亡者数が100名に満たないこと。


調べてみる程に現実を突きつけられているような気がしますが、人口密度が希薄で積雪などの気象条件が厳しい地域ほど、死亡事故が減らない傾向があるようです。
それでも、全体として致死率が減少しているのは、シートベルト、エアバック、ABSなどの安全装置の普及に起因することは、疑いようもないところなのですが、その一方で、今でも死者数の200倍近い100万人以上が、交通事故で怪我をされているという事実もあるのだそうで、現状では、やはり交通モラルでしか、死亡事故は食い止められないと言わざるえないようです。


安全運転よろしく。(落ちも何もない)




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