2017/08

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X1の巻き…2

X1Cのスペックを挙げてみます。(間違ってたらごめんなさい)

【X1C/CZ-801C】

・基本ハード
CPU …………… Z80A(8ビット/4MHz)
メモリー ………… 64KB(増設不可)
GRAM  ………… 48KB(増設不可)
漢字ROM ……… なし(オプションで第1水準)
FDD …………… なし(増設拡張I/Oポート+外付けFDDにて可)
データレコーダ … 2700ボー(メディア/カセットテープ)
マウス …………… 当然なし
キーボード ……… JISキーボード(英数カナ)

・表示機能
グラフィック …… 320×200、640×200、デジタル8色表示
テキスト ………… 40×20、80×20(英数カナのみ)
PCG …………… (キャラクタ表示)16×16dot、8×8dot、8色、最大256個(?)
※PCG…プログラマブル・キャラクタ・ジェネレーター

・サウンド
PSG …………… 3重和音
※PSG…プログラマブル・サウンド・ジェネレーター

・搭載言語
ROMでは無。HuBASICがカセットテープで付属


これに、キャラクターを作るためのツールとか付属してましたが、パソコンで何かやろうと言うアプリケーションは、BASIC以外な〜んもナシでした。
もちろんディープな人は、CP/Mとかアセンブラとか手に入れて使っていたのでしょうが、美容師の勉強してお店経営してそんな暇なんかありません。

今考えると、ほんとにマニアのおもちゃです。
ウィンドウズ・マシン買った時は、ウィンドウズだけで1か月も遊べましたが、当時はX1に限らずどのメーカーもほとんどソフトはバンドルされていませんでしたので、プログラムを自作するか、雑誌から打ち込みでもしない限り、別途ソフトを購入しなければ何もできないのが当たり前でした。

X1付属のHuBASICなるものは、現在ゲームメーカーとして知られるハドソンのBASICで結構強力だったらしいですが、そんなの小島よしおです。(この言いまわしはあと何年使えるか…)
ただ、これがカセットテープであてがわれてるって言うのが曲者でして、当時フロッピーディスクドライブ(FDD)は、パソコン本体と同じくらい高価だったので、このメディアで提供することは論外でした。

また、NEC、富士通といったメーカーは、これをROMとして内蔵し、電源投入と同時にBASICが起動するようになっていたのに比べ、X1は、約2分半“IPL is loading HuBASIC…”という表示を見つめて待っていなければなりませんでした。

しかも、10回に1回くらいの割合でロードエラーが起こってしまうので、読み込みが終わる時間を時計で確認しながら待っていたものです。
X1のカセットレコーダーは、他社のものより倍以上読み取りが早く性能としては悪くなかったのですが、残念なことにカセットテープ自体が、元々音楽用に作られたものですので、ある程度のエラーは致し方ないものだったようです。

この外部メディアから初動プログラムを読み込むプロセスは、X1独特のクリーン設計なる理念がベースにあるのですが、これは端的に言うと、今のPCとOSの関係と似ていて、BASIC、PASCAL、FORTRUNと言った言語を選択できる、先進の思想だったのです。

が…、当時のハードがついて行けてないんです。
早すぎたんです。
人間で言えば早産ですね。

当時、これを購入したオラホは24歳。
趣味として持つには、すぎた高級玩具だっかもしれませんが、1年ほどゲーム機として大方のゲームを遊んだ後には、BASICでプログラムを組むことも覚えたし、忍耐力も養えました。

そういえば、後にデータベースで顧客管理にも使いました。
当時は、表計算とかワープロと言ったソフトは、英数カナしか表示できないこのクラスのPCにはありませんでしたので重宝しました。
ですから、しっかり実利もあったわけで、元手は回収したという満足感はあります。
今でもアクセスを使えるのは、このおかげと言えます。


成仏しとくれX1C......合掌。



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